循環経済とは
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循環経済について
「循環経済(サーキュラーエコノミー)」とは、資源(製品や部品等を含む)を循環利用し続けながら、新たな付加価値を生み出し続けようとする経済社会システムです。大量生産・大量消費を前提し、資源の循環利用を想定しない「線形経済(リニアエコノミー)」の反対概念として位置付けられるものです。循環経済は、資源の浪費に依存しない持続可能な経済発展に貢献します。
循環経済型ビジネスについて
循環経済型ビジネスとは、業種横断的な複数主体間の連携により、限りある資源(製品や部品等を含む)からより大きな付加価値を創出するビジネスです。従来から進められている3Rだけではなく、新たな文脈価値の創出も含まれます。社会における循環経済型ビジネスの定着は、循環経済の実現に寄与します。
<従来型ビジネスと循環経済型ビジネスの違い>
循環経済型ビジネスに関して多数の学術研究がありますが、概観すると主に次の4手法の組み合わせによります。従来の3R(Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(リサイクル))にとどまらないビジネスとなります。
- バリューチェーン1回あたりで提供する利用価値を最大化する
- 稼働率を向上しキャパシティを最大化する
- 使用済み製品に残存する価値を最大化する
- 投入/排出される資源を最小化する
<循環経済型ビジネスの実現に向けたアプローチ例>
ユーザーに提供する価値を最大化しながら稼働率を向上させる(売上高増加)(①、②)とともに、使用済み製品を効率的に循環させる(コスト低減)(③、④)ことで、粗利益を増加させながら資源投入量を削減する社会が実現します。